2013年12月7日土曜日

家入一真さんの生い立ちが読める「こんな僕でも社長になれた」レビュー

家入一真さんの生い立ちが読める「こんな僕でも社長になれた」レビュー

引きこもりだったなんて知りませんでした

家入さんのことは、以前

2回以上、起業して成功している人たちのセオリー (アスキー新書)

で初めて知って、
「何度も起業して、成功に導いている凄い人」
というくらいの知識しかなかった。
また、型破りな事をやる人だなという印象で
あの「BASE」を輩出した「リバティ」という取り組み
をやっているということで、興味を持っていました。

また、電話番号を公開していて、相談したい事があれば電話してと書いてある。

Twitterの画像も、何というか…ロックな感じだし

きっと、
凄い頭がいいだろうから有名大学出身で、
若い頃からエリートコースで
女性にもモテて
しかもガリ勉タイプというよりは垢抜けた感じで
大学時代はバンドとかやっちゃって
パートはボーカルかギター。
そんな感じの人なのかなーと、勝手に思ってた。

それが、まさかの引きこもりだった。
この本を読んでいてそれを初めて知ったときは、
「えっ!?」
て感じだった。

でも、余計に興味が出た。

そこから、どうやって社長になったのか。
しかも次々起業して次々成功させるスーパー起業家。

引きこもりと起業家なんて、
全然線が繋がらない。

だからこそ、続きが気になってどんどん読んでしまった。
結果、合計3時間くらいですぐに読み終えてしまった。

痛みや辛さを知る人の言葉には重みがある。

今でも、ちょっと信じられなかったりする(笑)
この本の半分位まで(もっと?)の家入さんは、
マジで引きこもりで、逃げてばかりいて、いわゆるコミュ障で…(失礼)
「ここからどうやったら社長になれるんだ?」という感じ。

でも何というか、必死さが全ての文章から溢れ出ていた。
引きこもっているときも
バイトがうまくいかないときも
新聞配達員をやりながら東京芸大を目指しているときも
そして奥様とお子さんの為に起業を決意したときも
一貫していたのは必死さ。
逃げるときも必死。
挑む時も必死。

そんな気がした。

そんな、この本を読んで改めて、
世の中色んな人がいるけど、いろんな悩みをかかえてるけど
みんな、必死なんだよなって思った。

自分も、いろいろ悩みもあるし
夢もあるけど
必死だよ、っていうのは言い切れる。

必死なら、逃げたっていい

巻末、あとがきだったと思うんだけど、
家入さんの言葉で
「逃げてもいいんだ」
という言葉があった。

この言葉、凄いグッときた。

自分に悩む人達は、いつも必死で
逃げちゃいけない、逃げちゃいけないって
頑張ってる。

でも本当は、本当にどうしようもなければ
「逃げていいんだよ」
って言ってあげられる場所が必要なんじゃないかなと思った。

家入さんが電話番号を公開してるのって、
そういう「逃げていいよ」って言える場所を
一つでも作ろうっていう事だったりするのかなと思った。

最新作は「15歳から社長になれる」ですが、
こちらもオススメです。


こんな僕でも社長になれた(kindle版

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