2013年12月25日水曜日

5年後、社会貢献企業が成長していると考える2つの理由

5年後、社会貢献企業が成長していると考える2つの理由

盛り上がりを見せる社会貢献事業の動き

最近様々な社会貢献事業が立ち上がったり、盛り上がったりしている。

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これが、背景も含めどういった流れなのかというのは
もう少し詳しく見るべきとは思うものの、その流れは明らかに、社会貢献への関心の高まりと
需要の高まりがあるものと思います。

5年後、社会貢献企業が成長していると考える理由①アメリカ「Teach for America」が人気企業に

アメリカでは2009年に、NPOのTeach for Americaが就職人気企業ランキングで1位になった。
Googleなどの大企業を抑えて。
2012年のランキングはこちらによくまとまっています。

2012年もTeach for Americaは3位。
アメリカでは、「NPOのスタッフが高い専門性を持ったプロフェッショナルな職業であるという認識が定着している。」とのことで、こういった結果の一因となっているようです。

また、有名企業も、こういったNPOでの活動を高く評価するようなので、
キャリアパスの第一歩として人気、という側面もあるようです。

Teach for Americaの事業もそうですが、
NPOの活動というのは一筋縄ではいかない難易度の高い活動で、
そんななか自らイニシアチブをとり、リーダーシップを発揮する人材を
市場が高く評価するという、「正当な評価の仕組み」がしっかりと築かれていることが、
この一連の流れの根底にはあると思っています。

そうして優秀な人材が自然と集まる仕組みが出来上がるのはやはり、
社会貢献という明確なビジョンのある社会貢献企業に分があると思います。
ビジョンというのが企業にとって非常に重要というのは様々な書籍や研究でも言われていることで、
そういった意味でも、今後社会貢献事業が伸びてくるはずだと考えています。

5年後、社会貢献企業が成長していると考える理由②社会の需要が、その流れを後押しする。

ブラック企業の問題に関しても書いたが、世界は今資本主義の限界に気付き始めていると思っている。
一見理にかなっていて正しく見える資本主義だけれど、
今の仕組みではどんどん富も権力も、一部の層に集まるばかりで、
格差社会の助長や貧困などの社会問題の拡大に進んでいくと思います。

ただ、問題があるところ需要が生まれ、需要があればそこに問題解決を提供する誰かが出てくるのが人間の進歩だと思っていて、
それが今回は、社会貢献企業の成長、隆盛という形でそれが現れてくるはずだと思っています。

だから今、こうして色々と調べたりしていたり、勉強したりしているという背景もあったりします。

日本に足りないこと

日本では、NPOなどの社会貢献事業、企業への理解
寄付文化の浸透
など、まだまだ進まず課題があるなと思っています。

そのほか、多様化する現代の様々な問題や現象に、
人々が順応できていないという印象があります。

過去の慣習にとらわれ、新しい価値観や新しい問題に理解が足りない。

これは国民性とも言えるのかもしれませんが、
ここを乗り越えないと、国際競争において著しく地位が失墜するような気がするんですよね。

こういう部分は、どんどん変わっていけばいいなと思うわけでした。

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