2013年12月9日月曜日

息子を通わせている学童から、毎月いただける冊子「日本の学童保育」がとても良い!

息子を通わせている学童から、毎月いただける冊子「日本の学童保育」がとても良い!

「面白い」ではなく、「良い!」と書いたのには理由があります。

面白い
ためになる
考えさせられる
感動する
ほっこりする

同冊子を読むと、毎回このような様々な感想を抱きます。

表紙はこちらのリンクに載ってます。こんな感じの冊子です。
お子さんを学童に通わせてる方は、もらってるのかな?

この冊子、安いですけど有料なんですが、
本当に内容濃いです。考えさせられる深い記事も毎回あります。
という団体が発行していて、バックナンバーなんかも
から注文できるので興味ある方は是非。

今月号の内容で、一番感動したのは

顕在化してきた虐待の背景
という書き出しから始まる記事。
日本社会事業大学専門職大学院講師・児童相談所ソーシャルワーカー
下浦忠治さんの寄稿でした。

いくつもの要因が重なり合い、社会的に孤立していくなかで起こっていく虐待。
経済的困難、一人親、親族や近隣からの孤立、育児疲れなど、複数の要因が考えられるそう。
また、「自分が虐待された人が、子供にも虐待する」という見方もあるようですが、そういった先入観だけで捉えないでほしいというメッセージが読み取れました。
傷を抱えながら、子どもとどう向き合うべきか真剣に考えている人は大勢いる、と。

2000年台から、虐待相談が増えているそうですが、貧困が問題になり始めた時期と重なるそうです。
虐待の要因で一番多いのも、33.6%で「経済的困難」だそう。
貧困から虐待に繋がらないように、支援が問われると仰っていました。

記事の最後には、離婚によりシングルマザーとなった母親とのエピソードが綴られていました。
困難な状況の中、子ども二人を育てる母親が、子供たちに土曜日の昼食を食べさせてあげられていなかった事実がわかった時、そっと寄り添い、助けの手を差し伸べた筆者。

必死で子育てをしている人に対し必要なのは、虐待を疑う監視の目ではなく、その辛さ、大変さを感じてあげられる、見守る目なのではないかと思いました。

もっと広めてほしい冊子。WEB版とか公開しないのかな…

有料販売してるし、それも貴重な財源だろうから難しいのかもしれないけど、
是非WEBに公開したりして多くの人の目に触れるようにしてほしいとか勝手に思う。

この冊子には、今の学童保育の現状が詰まってるし、子供たちの環境も垣間見ることができる。
子どもや保育、学習の問題も記されているし、
非常に価値ある冊子だと思う。

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