高学年にとっての学童保育〜6年間を通して伝えることはきっと「必要とされる自分」
法改正により、対処が6年生までになったが、現状3年生までという施設が半数。
学童保育について、児童福祉法という法律で定められているが、この法律は2012年8月に一部改正されたらしい。
今までの、対象は3年生までという部分が、6年生までに引き上げられた。
ただ実際はまだ、6年生まで利用できる施設は全体の半数程ということ。
鶴ヶ島の学童保育では、対象は6年生まで。
NPO法人鶴ヶ島市学童保育の会では、
対象は6年生までとなっています。
ただ「預ける場所」ではない
この対象学年設定には、ただ「預ける場所」ではないという
会の方針が透けて見えます。
そもそも対象が3年生までとされていた背景には、
学童保育が保育の場であるという前提があったのではないかと思うのですが
※学童保育は厚生労働省の管轄で、成り立ちとしても、いわゆる「カギっこ」増加による需要の高まりを受けてのものだったことから。
地域教育の力も弱まってきた昨今、
学校外での教育の場が必要とされることもあって、
対象学年が引き上げられたのかなと思っています。
鶴ヶ島市学童保育の会では
『6年間を通しての様々な体験・経験をする中で、「自分のことが自分ででき」、「子ども自身が考え」、「行動し」、「自分の行動に責任がもてる」ように、そんな子ども達に育ってほしいと願っています。』
学校外での体験、経験を通した教育の場であるとの自己認識をされているような気がします。
高学年での学童生活こそ、子ども達の成長の場
低学年での学童生活は、
守られ、見守られる「保育」としての側面が大きくなると思います。
私の子どもも低学年ですので、そういった印象です。
高学年の学童生活については、他の子ども達を見ていてとか、
保護者の方に話を聞いて感じたものにはなるのですが、
自分たちが主体となり、日々の生活の決め事を作ったり
遊びの面でも、小さな下級生達に気を配りながら遊んだり
イベントを自分達で引っ張っていったり
といった、
ただ守られる「保育」とは違った体験、経験がうまれる生活に
変化していくように感じています。
そんな生活を通し、
下級生にとって、指導員にとって、保護者にとって
「必要な自分」「必要とされる自分」を
自我の中に構築していくのではないでしょうか?
「必要とされる自分」を認識し辛い社会
自分は誰かに必要とされていると認識する、信じることは、
言うほど簡単な事ではないと思います。
大人であっても、この事に関して自信を持って
「私は必要とされる人間だ」
と言い切れるのは一握りだったりするのではないでしょうか?
高学年での学童生活は、この自己肯定感を育てる格好の環境です。
この部分を高い水準で教育できている取り組み、組織は
現状私はあまりないのではないかと思います。
鶴ヶ島市学童保育の会の取り組みは、この自己肯定感を高い水準で行えているなーと感じていて
維持し、広めていくべき活動だなと思う次第です。
ご紹介ありがとうございます。
返信削除鶴ヶ島学童、設立時代の親です。
学童保育親のOB会の世話役などもやらせていただいてます。
(現在あまり活発に動いてませんが。)
本当に5.6年生になるとリーダーとしての
ものすごい成長を見せてくれる子が多かったです。
そしてその子達が卒室してからもキャンプその他のイベントで、
学童を手伝いに来てくれる環境が出来てきています。
大学を卒業して給料安くても良いからと学童の指導員に戻ってきたり
市役所の職員として戻ってきて何かと助けてくれる子がいたりと
だんだん良い流れが増えている気がします。
日本一子育てがしやすい街にしていきたいものです。
モスリン様、ありがとうございます。
削除鶴ヶ島の子育て環境は素晴らしく、もうこの町を離れられないなと思う日々です。
子ども達だけでなく、大人もいきいきしているなというのが学童のイベントに何度か参加しての印象でした。
私自身も楽しんで参加させて頂いています。
子育て日本一の町、いいですね。そうしていきたいですね。
小林さん。ありがとうございます。
返信削除つるがしま学童の保護者です。
子ども達は6年間で心身ともに驚くほど成長します。親が想像できないくらい・・・。
そんなに大きく成長する6年間ですから、そこで何を体験し、何を感じ、何をしてきたか、
という事はとても大切なことだと思います。
また、6年生は下級生の事を見、低学年は高学年を目標にする事が出来ます。だからこそ、学童は1年生から6年生までいる事がとても大切なのだと思っています。
私としても、いつまでもこの保育を続けていける様、応援していきたいと考えています。
6年生の子どもをもつ保護者様
返信削除ありがとうございます。
地域教育の力が弱まってしまった今だからこそ、特に鶴ヶ島の学童保育の取り組みは大事なものだなと感じています。
異年齢交流の中で、大事なものを学んでいくというのは、先月の「日本の学童保育」冊子内でも語られていました。
こういった取り組みは守っていかなければいけないなと思ったりしています。