2014年1月22日水曜日

「嘘ばっかり。」明日、ママがいない 第一話

「嘘ばっかり。」明日、ママがいない 第一話

フィクションだと思って見て欲しい。

そんなに詳しく知ってるわけじゃないけど、それでも違和感ばかりが目について、リアリティというのは微塵も感じなかった。

この題材についての是非とか、赤ちゃんポストに関する問題とかいうのは、もうニュースでも取り上げられていて、私が言う必要もないと思うので、リンクだけ貼っておきます。


【明日、ママがいない】全国の児童養護施設と里親会が日テレに抗議「人間は犬ではない」
この記事には、関連する他のニュース記事へのリンクも貼ってあったので、こちらを読めばいろいろ分かると思います。

『明日、ママがいない』問題について。作り手と受け手の想像力の相克
この記事では、施設出身者には肯定的意見もあると紹介している。
ただ、紹介されているリンク先を実際見ると、施設出身者の方でも、「こんなんじゃなかった」という意見を言う人もいる。
様は、「様々」ということだろうなと思います。


さて、私が感じた違和感ですが、
最初に、



今の時代には合わない



のではないかなという私の予測を書いておきます。
昔なら、こうだったかもしれない。
でも今はそういう時代じゃない
そういう事かもしれないと。


まず、

保護されたその日に、児童養護施設に連れていかれることは


だそうです。

現代では、色々な要素が絡み合っていて、養護が必要な子ども達の数は増えている。
それも、急激に。

対して、施設の数はそう簡単に増えないので、受け入れ先が慢性的に足りていないそうです。


そうなると、保護された子どもはどうなるのかというと、

児童相談所には、一時預かり用の施設があり、一旦はそこで預かる事になるそうです。
その期間は最長2ヶ月。
その間に、児童相談所の職員は、受け入れ先を方々あたってなんとか探し出す。

そういったことが、児童相談所の日常だと、職員の方から聞きました。

ドラマでは、事件のあったその日にはコガモの家に送られていますが、現代の現実では、そんなにスムーズに進まないのではないでしょうか?




次に、母親がコガモの家に来て、鈴木梨央さん演じる真希に、別々に暮らすことを話すシーンですが


親子の今後、将来については、施設、児童相談所、親の間で三者面談をして、話し合いながら決めていくのが原則です。

私も次男を預けていますが、定期的に話し合いを設けますし、預ける事になった当時も、2、3度児童相談所に足を運んで先の話を話し合いました。
その後も、度々自宅に様子を聞きにきて頂いたりもしました。

ドラマにあるように、
勝手に来てさようなら、しかも話し合いの期間もあの描写だと長くて2週間といったところですが、そんな短期間で決定が下りるというのは、かなり無理矢理な設定です。


調べているうちに、ドラマのwikipediaに以下のような記載を見つけました。

児童相談所

水沢 叶(みずさわ かない)〈25〉
演 - 木村文乃
職員。常に無表情で生気が見られず、子供・里親問わず淡々と接する。子どもたちの幸せを第一に願っており、子どもにも親を選ぶ権利があるとの信念の下、本来なら規則違反とされる里親候補の資料を佐々木に見せている。


この記述を見ても、このドラマがリアリティを追求するものでなく、エンターテイメントもののフィクション作品であるという事がわかる。


ただ、

もっと分かりやすく

フィクションだからね

って書いとけよ!


と思う。



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