2014年1月10日金曜日

明日、ママがいない

明日、ママがいない

児童養護施設が舞台のドラマらしい

キャッチコピーは、「捨てられたんじゃない、わたしたちが捨てたんだ。」「今、君の隣にママはいますか―?」
なんというか、私の知っている児童養護施設の印象とかけ離れていて、ちょっと疑問符が浮かんだ。
以前ちょっとした知り合いで、ドラマの脚本を書いている人がいたのだけど、題材について相当取材したり調査したりしたようで、かなりリアリティのある感じに仕上がっていた(脚本を読ませてもらった)
この「明日、ママがいない」というドラマの脚本は、どれくらい児童養護施設に関して詳しく取材、調査されて作られたんだろう?

児童養護施設にいるのは、「捨てられた」子どもたちじゃない

メディアが発信したイメージは広まる。それが仮に間違っていても。
キャッチコピーというのも厄介だ。中身でどんな展開になっていても、それはドラマを見た人にしか伝わらないが、キャッチコピーはCMだけ見た人の記憶にも残る。
「捨てられたんじゃない、私たちが捨てたんだ」というキャッチコピーは、キャッチーで、コピーとしては優秀なのかもしれないが、児童養護施設の子どもたちに対するマイナスのイメージを不用意に広めることになる気がする。
もしかしたら中身は素晴らしいのかもしれないが

営利目的に使っていい題材なのだろうか

児童養護施設とか、親のいない子どもたちというテーマを、営利目的の番組製作に使っていいものなのだろうかと思う。
センセーショナルな題材だが、その題材だったら、もっと他に発信の仕方があるだろうにと思う。

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