2013年11月28日木曜日

社会福祉法人の利益率が高過ぎ?そんなことない?ちょっと調べてまとめてみた

社会福祉法人の利益率が高過ぎ?そんなことない?ちょっと調べてまとめてみた

社会福祉法人は儲けすぎ?本当のとこどうなの?

社会福祉法人の利益率が6%を超えていて儲け過ぎなんじゃないか、っていう話。

へー?そうなの?
そんな儲かってそうに見えなかったけどな…
限られた人数で必死に頑張ってるっていうイメージでした。
身近なとこしか見てないんで、調査不足と言われればそれまでなんですけど…

もっと還元しろ、儲け過ぎだ馬鹿もの!という声もあるが…


まず飛び込んできたのはこういう声。
もっと還元してよ、と。

社会福祉法人の件に絡めて、安倍政権批判に広げるちょっと過激な記事もあった。

普通ここまで見て、けしからんで終わるんだろうけど。
マスコミもそういう報道の仕方しかしないし。
敵を作ったほうが読まれますもんね…

でもどうも腑に落ちないんでさらに少し調べてみた。

課税議論は短絡的。社会福祉法人の実態を反映してないという指摘も

短絡的な課税議論は、矛盾だらけだし危険。
やっぱりありました。反対意見。
私がみたところ多分唯一の課税反対の意見の記事。

ただ、一番詳しかった。
儲け過ぎ!派の論調が幼稚に見えるくらい。

この記事で指摘されていた矛盾は以下の通り。詳しくは記事を読んでみてほしい。
  1. 減価償却費の大部分が反映されていない
  2. 補助金で成り立っている事業
  3. 社会福祉法人だけを取り上げるのは、取りやすいところから取るという行為
  4. 今の税制でも課税されてい
  5. すでに介護報酬が下げられている
  6. 課税強化は介護業界の人材不足を深刻化させる
  7. 一定の留保資金は必要
一番ドキッとしたのは
⑥課税強化は介護業界の人材不足を深刻化させる

介護業界は今後、人材不足に陥ると予想されています。
介護介護の重要な担い手である社会福祉法人の課税強化で、人材不足がさらに深刻化する可能性が高まります。
(仮に)利益率が高いというのであれば、介護職員等の一層の処遇改善に充てることをまずは議論すべきでしょう。

これは…
多分人手不足に関しては多くの人が知ってる問題でしょう。
これをさらに酷くするのか?ってことですよね…

どっちが正しいの?「地域に貢献する意思が全くない法人がある」との指摘も


ただ、こんな指摘も。

この記事によると、有識者会議でもこの問題が取り上げられているとのこと。

ここまで調べて、私の考えは以下のようにまとまった。

ズルい奴のせいで真面目にやっても損をする、とならないようにしてほしい


AppStoreでもそうだけど、ズルして、申請後にアダルトなスクリーンショットやアイコンに差し替える輩が沢山いた関係で、今ではスクリーンショットの差し替えにもAppleさんの審査が要る。
確か以前は割と自由に変えられたはず。

だいたいどんな制度でも、一番ズルい奴に合わせて変えられていくから、真面目にやってるのが馬鹿馬鹿しくなってきてしまう。

社会福祉まで、そういう風にしちゃいけないと思う。
真面目にやってる社会福祉法人の人は、黙ってないで声を挙げるべきだと思う。
ちゃんと実態を見てくれ、って。

大阪の、社会貢献事業が凄い。

生活困窮者の為に、社会福祉法人の利益を有効活用しようという取り組み。

該当部分を抜粋する。
こういう事業が増えていけば、社会福祉法人への見方も大分変わるんではないか?


社会福祉法人による共同事業の先例として、大阪府社会福祉協議会が2004年から実施している社会貢献事業と呼ばれる仕組みがある。これは、様々な理由の生活困窮者の相談に乗り経済的支援(1件あたり10万円限度)も行うため、大阪府内の社会福祉法人が協力しあうプログラムである。同事業創設の是非をめぐり、「法人の努力で残したお金をなぜ使わなければならないのか」という反対もあった。しかし、「社会福祉法人のための補助や非課税ではない。目に見えることをやらなければ将来優遇措置は守れない」との意見が勝った。東日本大震災が起きた今こそ社会福祉法人制度の存在意義を示す時なのである。

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