2013年11月25日月曜日

【レビュー】人を助けるすんごい仕組み ①

ブログを書いてみようと思ったきっかけになった本です。

2011年3月11日の震災から20日程経ってから始めて被災地入りした、筆者の西條剛央さんら一行。
当時報道では、既にある程度支援物資が被災地に送られていると報じられ、西條さん達も生活必需品は足りているだろうと考えていたと書いてあります。

でも実際には、届けられた支援物資の多くは、必要な人々に届けられず、倉庫だけが一杯になる状態。

実際に被災地に足を運び、その状況を目の当たりにした西條さんは、困窮する被災者の方々に何かしなければと、専門である
「構造構成主義」
の考え方に乗っ取り、活動を始めます。

twitterとホームページのみから始まった活動は、様々な人々を巻き込み、
現在も続く
ふんばろう東日本支援プロジェクト」
へと発展していきます。


Amazonでも購入できます。

あ、kindle版もあるんですね
kindle版
この本には、何もないところから「ふんばろう東日本支援プロジェクト」が立ち上がっていく様が描かれています。

最初は、twitterとホームページだけですもんね。
それで生意気にも、
「だったら私にも、何かできるかもしれない」
と思ったのが最後のきっかけになって、このブログを始めてみました。

普遍的原理であるから、私がやりたいことにも応用が可能?

西條さんのご専門である、「構造構成主義」は、本書にも記されていますが

何が起きてもその都度対応できる「無形の形」というべきものであるそうです。
その基本は実にシンプルで、
方法の有効性は⑴状況⑵目的に応じて決まり、
有効な方法が今なくても、状況と目的をしっかりと把握すれば、作り出すことが可能である。
とのこと。

実際に西條さん達「ふんばろう東日本支援プロジェクト」は、この原理を活用して、様々な有効な方法を作り出していました。

それは今でも続いていて、twitterには
@fjm2011
というアカウントがあり、その活動をツィートしています。

この本を読みながら、私も一歩踏み出せば、何か変わるかもしれない。
そんな事を思いました。

単純に本として非常に価値が高いだけでなく、そんなヒントに満ちた良書でした。


私がやりたい事、変えたい事。

ただレビューを書くだけでは、このブログの存在価値がないので、私のかんがえも載せておきます。

私がやりたい事は、一言で言うと

…一言で言うのって難しいですね…

うーん…

日本の子育ての歪みを正したい

といったところでしょうか。
詳細は一言だと片付かないので、
ブログを通して継続的に発信できればなと思っています。


まず、思っているのは、
現代は核家族化も進んでいるし、
地方から夫婦だけで都心に移り住むケースも増えていると思います。

そういった家庭では、何かあった時に頼れる親類は側にいない事も多いと思うんです。

加えて、経済的な事情で、共働きをしなければいけない家庭も多い
というか、私の周りを見るとほぼそんな感じ。

でも、待機児童は増えるばかりだし…
これは保育園もそうだけど、小学校の学童保育も同じような状況だそうです。

働きたくても働けない
頼れる人はそばにいない
近所付き合いなんて崩壊してる

簡単な言葉で片付けられませんが、
非常にストレスフルだと思うんです。

父親は、経済面を一人で支える必要から、残業が続くケースもあるでしょう。


どんどん孤立していく母親…

ストレスの捌け口がつい、子供に向くこともあるかもしれない。
ちょっと怒鳴ってしまったり。

それくらい、追い詰められやすい社会になっている気がするんです。



報道は、エスカレートした結果を、センセーショナルに報じます。

そして同じアパートから、母親の怒鳴り声が聞こえる。
心優しい善良な市民なら、通報するでしょう。

でも、その怒鳴り声が
子供を人とも思わない、残忍な母親の声なのか

必死に一人で子育てに奮闘し、上手くいかない事が重なってつい出てしまった悲痛な叫びなのか
そんなのどうやったら分かるんでしょうか?

でも、児童相談所の職員はやってきます。
義務だから。

でも、その母親が頑張ってる母親だったら?

周りの目が怖くなるでしょう

余計に孤独を感じるかもしれません

相談できる人なんて誰もいません。

だって
最後に相談するべき
児童相談所が敵なんだから

その遣る瀬無い感情の鉾先は何処へ向かうんでしょう?

孤独な母親のそばにいる、彼女よりも弱い存在は…


何だかまとまりない文書になってしまいました。
でも、私の感じている疑問が少しだけでも伝わるでしょうか?

こんな歪みを正したいというのが、私の思いだったりします。

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