2013年11月26日火曜日

この書籍は、過去の記録でなく、未来へ立ち向かう為のバイブルとなり得る。 【 レビュー】人を助けるすんごい仕組み ②

未曾有の震災と、それに立ち向かった人達の記録であると同時に、未来へのエールだと読み取れる。

昨日に引き続き、「人を助けるすんごい仕組み」のレビューです。

この書籍の前半部分は、震災をきっかけに立ち上がった、たった2人のプロジェクトが、日本最大級のボランティアプロジェクトへと発展していく過程の記録と分析になっていました。

ただ、その文書の中には、未来への意思が詰め込まれていて、単なる活動記録では終わらない力を感じます。

たった2人の、Twitterとホームページだけから始まったプロジェクトが、大きな支援活動に育っていった。
だから、この本を読んでいるあなたも、一歩踏み出せば大きな動きを作り出せるかもしれない。

半壊した自宅に戻って暮らしていた被災者の方々には、日本赤十字社から家電は全く支給されないという、制度の矛盾に立ち向かい、生活再建に必要な電化製品を送る「家電プロジェクト」が立ち上がった。
理不尽な矛盾に「しかたない」と諦めず、新たな方法を模索すれば、解決できる問題はきっとある。

他にも、様々なプロジェクト、活動の記録と共に、
諦めるな、方法はきっとある。
というメッセージが綴られていたと、私は感じました。

あとがきに記されたメッセージ

この本のあとがきには、筆者からのこんなメッセージが記されていました。
「そして本書を読んで、少しでも心が動いたあなたも、何かに呼ばれているのかもしれない。あなたがその心の声に耳を傾ける機会になれたなら、本当にうれしい。」

何か、変えたいこと、疑問に思っていることがある方や
救いたい人、助けたい人がいる方は
この「人を助けるすんごい仕組み」を読んでみてほしいと思う。
私が勇気をもらったように、何かがもらえるかもしれない。

児童養護施設の子供たちの進学率

また、私の変えたいことの一端を記しておく。
児童養護施設と、少し関わりがあって、子供達の進学率について調べた事がある。
<a href="http://www.miraimeishi.net/award/4/entry4.php>
施設出身者の大学進学率は20%</a>

児童養護施設は原則18で出なければいけない。
親がいない子供達は経済面で支援も受けられないから、
大学進学率がとても低い。

教育を受けたくても受けられない。

別に大学に行かなければいけないとは言わない。
私も大学は出てない。

ただ、仮に大学に行きたくても、行けないというのは話が別だ。

子供達は、世の中の不公平に、何を思うだろうか?

人の成長には、環境が大きく関わる。
それは実感として自分もよく知っている。
自分ではどうしようもできない部分で、良い環境が与えられないとしたら
これって、正さなければいけない歪みなんじゃないだろうか?


何もできないけど、伝えるくらいはできる

これが今、私がこのブログを書き始めた理由。
継続は力なり。
とにかく、少しずつでも発信を続けようと思っている。
力を持った人が、もしかしたらこのブログを読んで、何か感じてくれるかもしれないし。

何か、思いがけない繋がりができたりするかもしれないし。

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